協会案内information

代表挨拶

人として社会生活を営むことは時として容易ではありません。様々な要因で社会的不利益を余儀なくされる方々もいます。社会的弱者が抱える問題に関心が向くようになったのは、折に触れ、私自身が力不足だった頃に多くの方々からお力添え頂いたことを改めて思い出すようになったからかもしれません。社会生活を営む上で、人は独りでは生きていけません。独りでは一人前にはなれません。いつの頃からか、自分よりも不遇な方々に力を添えることができるようになって人として一人前だと思うようになりました。その想いに共感してくれた仲間たちに出会えたことを感謝します。この協会を立ち上げることができたことに感謝します。いままで出会った方々に感謝します。
米国の作家F・スコット・フィッツジェラルドは「この世の中の人がみんなおまえと同じように恵まれているわけではないということを、ちょっと思いだしてみるのだ」(「グレート・ギャツビー」)と記しました。同じように恵まれていないかもしれませんが、助け合うことはできます。私達は差し伸べる手を持っています。社会は、きっとまだまだ捨てたものではないはずです。
高齢化社会が進むにつれて、成年後見制度、そして後見人の職務である身上監護は今後の社会でますます必要になると予測されます。我々が踏み出した一歩がこれからの10年、20年の布石になるようであればこれに勝る喜びはありません。